Dear俺様教師【完】
「んじゃ、明日からまた勉強再開だよね!!よしっ、部屋に戻って少し勉強しよっ」
私はソファーから立ち上がり、ドアに向かった
「爽君、明日からもよろしくねっ!!」
「・・・・・なぁ実来」
「ん??何??」
爽君に呼び止められ、ドアの前で立ち止まった
爽君は、私に近付いてくる
「実来にいいこと教えてやるよ」
「いい事・・??」
爽君の様子が何かおかしい
"バン!!!!!"
「そ、爽君??」
爽君が私の前に来て、私の耳をかすめ、ドアの壁に勢いよく手をついた。
身動きがとれない・・・
「そ、爽君・・じ、冗談はよくないよ」
「冗談・・??冗談じゃないよ」
顔が近くて、真っ直ぐ爽君を見れない。
「女の人ってさ、振られたり、彼氏とかの仲が分からなくなった時、他の男から言い寄られるのって弱いよね??」
「へ??」
いきなり何かを話始めた爽君