Dear俺様教師【完】
ハワイに来て、色々あり過ぎて頭がいっぱい。
先生に告白されてからも、先生をうまく見れない。
だけど先生は普通。
変わったのは、私に対して異常に優しくなった。
ってか、想いを伝えたから楽になったのか、ストレートな言葉がバンバンとんでくる。
あ、後・・自信満々な言葉とか。
「実来、今日帰る日だぞ??準備済ませたか??」
「あともう少しです・・」
「なんなら俺が手伝ってやろうか??2人でやれば早いだろ??」
「い、いいですよぉ・・」
「何でだ??俺と一緒に居たくないのか??」
「な、何言うんですか急に・・///」
「俺は居たいな・・実来と・・・」
「せ、先生!!爽君も居るんですよ!!」
だけど爽君は平然とした顔で朝食を摂っている。
「あ~・・あいつはこんな事、あんまり気にしないタイプらしいから」
「そうだよ実来、蓮兄さんの相手になってやりなよ」
「爽君!!何で爽君まで(涙)・・・私部屋の片づけしてきます!!」
この場所には居れないと、私は立ち上がり部屋に上がった。
嬉しいよ・・
嬉しすぎてどうにかなっちゃいそうだよ??
"俺と一緒に居たくないのか??俺は一緒に居たい。実来と・・・"
だけど私は、あれから3日が経ったのに、まだ自分の気持ちを伝えてない。
それは単純なもので、先生が積極過ぎて言うタイミングがない事。
そりゃぁ「私も好き」って一言言えば伝わる想いなんだけど、先生は私に本気で真面目に告白してくれたから、私も真面目にきちんと自分の想いを伝えたいってそう思ってるから。
だけど日本に帰ったら、絶対言うって決めてる。
私も先生と"本当の恋人"になりたいって思うから・・・・