Dear俺様教師【完】
-蓮 side-
俺の教師生活が終わる。
だけど、実来に俺の気持ちを伝えられただけで俺は十分だ。
実来を一人学校においておくのは心配だが、その時は俺が実来を守るって決めている。
さて、俺は第二段階の準備に入るか。
自宅に戻った俺は、高橋に電話した。
「高橋か??例の件だけど、実行させてくれないか??・・・ああ、悪いな。よろしく」
そういやー実来、何か言いかけてたよな・・・
"先生・・・・私・・・・"
何か俺に言おうとしてたけど、あれはなんだったんだ??
まさか、告白の答えか??
やば、ちょっと気になるじゃねーか・・・
だけど、そんな答えなんていつでも聞ける。
必ず実来から、「先生が好き」って言わせてみせる。
俺はその時、実来が俺の事を想ってたなんて、知る由もなかった。
実来との幸せな未来を、ただただ一人で想像していた。
俺は相当実来に惚れてるみたいだ。