Dear俺様教師【完】
「どうしたんですか??吉野先生」
「いや~!!朝から職員室の空気が嫌でね~!!ちょっと涼みに」
「すいません。俺のせいですね・・・」
「いやいや!!菅野先生のせいじゃありませんよ!!何勘違いしてるんですかぁ!!」
「え??」
「私は・・・賛成ですぞ!!恋愛は自由ですからな」
吉野先生は二カっと笑い、俺に笑顔を向けた。
「吉野先生・・・・」
「で、このままでいいんですか??」
「え??何を・・・・」
「彼女ですよ~!!えっと~・・・岡田さんだっけ??このままじゃ彼女、もしかすると学校でヤバイ事になるんじゃないんですか??」
それは俺の心配事のひとつだが、たぶん宍戸ももう何もしてこない。
「アイツに何かあったら俺がきちんと守るって決めてますから」
「でも菅野先生は今までの様に彼女のそばには居てやれないんですよね??何かあってからじゃ遅いんじゃないんですか??まぁ、俺も出来るだけ協力はさせていただきますがね・・・」
「吉野先生・・・ありがとうございます」
「だけど、菅野先生が出来る事はまだあるんじゃないんですか??」
「え??」
吉野先生は俺に耳打ちをし、俺がすべき事を教えてくれた。
「吉野先生・・・・」
「これくらいはしておかないと、本気で守るとは言えませんよね??菅野先生♪」
「そーっすね・・」
そして時刻は9時過ぎ。
全体集会が始まった。