Dear俺様教師【完】





「皆さん、聞いて下さい。私はここで、全校生徒の皆様に告白します!!私、岡田実来は・・・・菅野先生・・・・菅野蓮を愛しています!!すっごく、すごく愛しています!!先生は、全部私の為にやってくれてたんです。私の味方で居てくれたんです!!だから・・・だから・・・」



実来は、泣きそうな声で続けた。



「先・・・生を、嫌わないで下さい・・・・」


「実来・・・・」



俺はいても立っても居れず、実来が居る舞台へ上がった。



「こら菅野先生!!」



教頭の言葉なんて聞こえないくらい、実来に夢中になっていた。




「実来・・・・」


「先生・・・・」




俺は、実来を力いっぱい抱きしめた。


その瞬間、体育館がざわめきだした。


だけど、そんなの関係ない。


俺はそのまま実来に聞いた。




「実来、もう一回言って??今の台詞」


「え・・・//??」


「俺の事どう思ってるって??」


「・・・・愛してるんです!!///」


「いいのか俺で??」


「先生がいいんです・・・・」


「だから言ったろ??お前は俺に振り向くってな・・・俺のカッコよさに負けたか??」


「・・・・・はいはい。負けました」




俺たちはお互い笑顔で見詰め合った。


場所なんて関係なしに、


深い深い・・・・・・キスをしてやった。








< 313 / 328 >

この作品をシェア

pagetop