Dear俺様教師【完】
「だけど・・・実来の事が少し心配だ」
「先生・・・」
先生はいつも、自分の事は二の次で、私の心配ばかりする。
どこまで先生の優しさに甘えてるんだろう自分は・・・
そう考えてたら、自然と言葉が出てきた。
「先生、ハワイに行って下さい!!私の事は心配いりませんから」
「実来・・・」
「私の中では、先生はやっぱ先生なんです!!私は・・・先生がせっかく掴んだ夢を一度壊しちゃったんです・・・だから今度はきちんと応援したいんです」
「そっか・・・本当はお前が心配で、一緒にハワイに連れてくか、ハワイに行くのをやめるかで悩んでたんだが・・・そこは心配いらないみたいだな」
先生は、私の頭を撫でた。
「はい!!////」
「ま、そうだよな。実来が、他の男に目が行くわけないよな。この俺に夢中だからな」
「・・え・・その心配ですか・・・・・」
冗談ばかりの先生だけど、心配してくれたり、優しくしてくれたりって私幸せすぎる。