Dear俺様教師【完】
キーンコーン カーンコーン
「では、一日目のテスト終了です」
テストの日は、学校が午前中で終わる。
章吾と変な感じになったらどうしよう。と思ってたけど、別に普通だった。
相変わらず私の前だろーと、イチャイチャ全開。
いつのまにかクラスでは、"理想のカップル"って言われるようになっていた。
ちなみに私と章吾が付き合っていた時は章吾に「付き合ってる事内緒にしてて??」って言われてたから、私達が付き合っていた事なんて、クラスの人達は知らない。
それを言われた時点で騙されてる事に気づけはよかったものの、章吾と付き合えたことの嬉しさから、私は章吾の言葉を疑う事はなかった。
私は、裏の公園で先生を待った。
あの先生は本当に自分勝手だから、テスト中だろうと私にメールを送ってくる。
『学校が終わったら裏の公園で待ってろ』
絵文字なしかよと思った。
「先生遅いなぁ・・・・」