†君、男~Memory.. limit of grief~


次に会ったのは2年生の時。
クラス替えの表を見た時、私は目を疑った。
本当に一緒のクラスか信じられなくて…。


友達になりたいって
即座に思って…。


でもやっぱなかなか近寄れなかったから
偶然席が前後になった時
声をかけたの。


「私、安井燐!
 よろしくね?」


恐る恐る彼女の目を見たら、
優しく微笑んでた。
私はそれがすごい嬉しくて安心したの。


それからと言うもの私はずっと
レインの傍にいて、喋って笑った。



けど、そんなある日…



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