†君、男~Memory.. limit of grief~
雨が嫌い、レインが嫌い
「コレはどういうことだ?」
只今の時間午前6時。
携帯を優介に突き出す。
「6時に家の前にいろ?
本当に懐かしきことだなお前のやる事は」
降参したように手を挙げ、
笑う優介をほって車に乗る。
朝早くから優介が向かった場所。
レインが小学2年生の時に1度
連れてこられた場所だ。
走っている最中、
恵はずっとを外を眺めていた。
だんだん明るくなる空。
少しだけ恵に笑顔が見られた。