†君、男~Memory.. limit of grief~









「蒼井はまだ進路決まってないのか?」


体育祭も終わり、
いよいよ進路の話が徐々に
進められていく2年。


今まさに保護者会が始っていた。



「まぁ蒼井の成績なら
 上の大学も狙えると思うが…」


中間の成績を見ながら
先生はまじまじと恵を見る。


恵は「まだ決まっていない」と言うだけで、
それ以上話は進む事はなかった。
次の保護者会までには考えてほしい、
そう言って恵の番は終わった。




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