†君、男~Memory.. limit of grief~



「        」


私が求めてるモノが何か…。
簡単なことじゃない。


“まだ好きなんだ、優介さんの事”

“何であんなやつ、今でも
 そう想ってられるんだよ”


“貴方にレインは渡しません”


実也の言葉を分かったつもりでいた。
けどそれは無理やり。


今はその言葉が私の探しているものを、
生徒会を辞める事への悩みの大きさを…


教えてくれる鍵だと分かった。


この想い、寂しいなんてものじゃない。




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