†君、男~Memory.. limit of grief~

「…」


その時、恵はベランダから夜空を眺めていた。
今日が優介の同窓会の日だと分かっていて。



どうしてこんなにも手に汗握るの?


胸騒ぎが…してる。


星は綺麗なのに―――…




砂時計は、半分を超した。


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