†君、男~Memory.. limit of grief~

脳裏で警告している。


“砂時計は半分を超した”と―――…


近づいてる。あの日の時のように。



私に幸せなんて訪れないくらい
分かってる…。

だけど、だけどもう少しだけ
時間を下さい。


この光、消えてしまってもいいから…。



「レイン、大丈夫?」


「…燐、動き出した」


「え…何が?」



「別れのカウントダウン」



< 376 / 482 >

この作品をシェア

pagetop