†君、男~Memory.. limit of grief~
「国立を受けるの?」
「うん」
10月に入り、恵は久しぶりに宮原家を訪れていた。
受験の事で話をしていたのだ。
国立の大学を受験する恵。それに先立てて
実の母親であるレインに話をしていたのだ。
「ご飯になったら呼びに来るわ。
それまでゆっくりしてなさい」
そう言って恵を部屋に残したレイン。
恵は部屋でくつろいでいた。
ダブルベッドの上に倒れ、
ふかふかの布団がとても気持ちよかった。
あまりに気持ちよさに恵はそのまま眠りに入ってしまった。
無論、呼びに来た事も気づいていない。
レインは恵をそのまま寝かせることにした。