†君、男~Memory.. limit of grief~



本当はね、ずっと好きでいたかったの。


「好きじゃないから」って友達に言うたびに胸が痛んで、
自分に嘘ついてる事が嫌だった。


今でも消えないこの想いが何度も私の心を締め付ける。


分かってても…どうしようも出来ない。



高校卒業と同時に私は日本を離れた。
夢は大きく、トップモデルになる為に。


そして、優介を忘れるために―――…。



でも優介のおかげで今の私がいるの。



“来週2週間ほど日本に戻るんだ。
 良かったらオーロラ花火大会一緒に見に行かない?”


…なら何であんな事いったんだろ―――



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