†君、男~Memory.. limit of grief~


「貴方の恋は頑張れば叶うから…。
 私よりずっと可能性を秘めてるから…」


「―――…恵ちゃん」



私のせいなんだ。


貴方が優兄と付き合えなかったの…



ねぇ、私いつになったら解放される?



もっと素直に笑えるの―――…?



止まる事のない涙。
私はいつまで持ち続けたらいいんだろう…。



苦しくて苦しくて…こんな感情失いたい。



「私は貴方の気持ちに答えられないわ」


「…ッ」



違う…違う!!


好きじゃない、想わない。



何のためにあの言葉を言ったの?
お願いだから、消えて…


雨も永遠に降るくらいに―――


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