†君、男~Memory.. limit of grief~

「…」



“少でも時間があるなら、
 最後まで自分の意思貫けばいい”



都宮先輩…私には時間がないんです。



「お願いだからイブの日…行かないとか言わないで。
 自分から逃げないでよ!」


「…!」


「辛い事があったら私を頼って!
 だから今だけは…ッ」



強い燐―――…



私の事でそんな悩まないで。
もう放っておいて。



「…分かった」



時に嘘は、貴方に必要だ。


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