†君、男~Memory.. limit of grief~
「レインは何のためにここにいるの!?」
「!!」
激しく何かが割れた気がした。
全身が震え上がる。
「待ち合わせ…何時?」
「7時…」
「なら早く行かなきゃ!間に合わないよ」
燐は恵の腕を引っ張り、立たせる。
「いってらっしゃい」
ねぇ、この選択って正しい?
でも…答えなんて分からない。誰も知らない。
あえて言うなら、神か悪魔がそれを知っている。