†君、男~Memory.. limit of grief~

分かってる。


これはただの強がり…。



砂時計の怒りを少しでも和らげるための強がりなんだ。



「…私は優介を好きなのは変わらない。
 貴方には時間がない、なんて関係ない。
 どうするかは自分次第なんだから」


「そうですね…」



時間は…砂時計は私にもう一度チャンスをくれた。


これは運命を握る鍵となる。



私の判断が正しいかどうか…
それは最後まで分からない。



卒業まで後2ヶ月――――



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