†君、男~Memory.. limit of grief~


後悔か…もう何度もしてる。



“もう少し頑張れ。
 そうすればきっと…解放される、から”


砂時計が迫ってる中、
私に解放なんてチャンスはもうない。


最後に待っているのは悲劇だけ…。



だから、せめて今日だけは楽しみたかった――



「遅いな…優兄」


1時半…。
優兄が遅れるなんて珍しい。



ポツ…ポツ…


「雨…」



ここにいるのは、貴方いたいからなのに―――



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