†君、男~Memory.. limit of grief~
会いたくて、君に


「只今より平成○×年度、
 卒業式を行います。卒業生一同起立」


卒業…ついにこの日がやってきた。
入学して早3年。
本当にあっという間だっただろう。


卒業生はとても凛々しい姿だった。


生徒代表の挨拶は恵。
校長と向き合い文を読み上げる。
燐はその姿から少し目を逸らしていた。




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