†君、男~Memory.. limit of grief~


「花びら…」


空から?と燐は顔を上げようとしたが、
その前に恵は振り返り、空を見上げていた。


「      」


花びらが舞っている――…



屋上からだ。



「綺麗…誰かが降らしてたりして」


「優兄だ…」


「え?」


恵は手を強く握り締め駆け出した。


「ちょっレイン!?」





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