一番星

意味不明

聖ちゃんが転校してからしばらく経った。

あれから私は聖ちゃんを避けている。

目もあわせないそうにしてるし聖ちゃんを視界にいれないようにしてる。

でも嫌でも聖ちゃんを探しちゃう。


それから私は自分のことを『イズ』って呼ぶのをやめた。

もともと聖ちゃんに気付いてもらう為だったから。



「じゃぁ女子は泉に決定しまーす。」

「えっ!?」

決定って何の事ですか?


「泉頑張って~」

みんなが私にそんな言葉を投げかける。

訳が分からなかった私は満を見た。

すぐに私の状態を察知してくれたのか呆れた顔をして黒板を指差す。


体育祭 実行委員 男子 井垣くん
      
            女子 泉


はぁ!?

何で?

別に実行委員やることは気にしないけど・・・

なんで聖ちゃんとなの!?


「誰か変わって!!」

「頑張れ泉~」

はい話聞いてくれなーい。

私のクラス仲はいいんだけど面倒臭がりなんだよね・・・
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