一番星

体育祭当日。

実行委員の私と聖ちゃんはいつにもまして忙しく駆け回る。


「満っっ
　ｸﾗｽの人たちまとめといて!」

走りながら満に話し掛けて実行委員のいるところに戻る。


「2―D鉢巻き足りないって!」

「開会式始まるから急いで!」

実行委員のみんなも忙しそう。



「これで開会式を終わります。」

気付けばあっという間に開会式終わり。


「泉!
　ﾘﾚｰの順番変わった!
　井垣と同じ3番。」

満が声をかけてくれたと思ったらまた最悪なことを･･･

ﾆﾔﾆﾔしてるってことは満が仕組んだってことか･･･

だからといって満に文句を言う事も出来ず実行委員の仕事をこなす。


次々に色んな種目が過ぎていった。

自分の出る種目の2つ前から休憩を取れる。

やっと自分の席に座ったと思ったら先生に呼ばれた。

用事は『頑張ってるから井垣と泉にｼﾞｭｰｽやる』って私に紅茶，聖ちゃんにｽﾎﾟﾄﾞﾘをくれた。

先生にお礼を言って聖ちゃんに渡しに言った。