一番星
そして景色が動き出した。

って聖ちゃんに抱えられてる!?


「暴れないでね?」

聖ちゃんは走りながら私に言う。

まるで荷物みたいに抱えられた私は抵抗できなかった。

別のクラスとの差があまりなかったからすぐに抜いた。


「「お先~」」

私と聖ちゃんは余裕の笑みで言い返した。

そして1位でゴール!!


普通ならそのまま順位のかいてある旗の後ろに並ぶ。

だけど私は聖ちゃんに担がれたまま救護テントへ。


「1位は同着で青!!
 3位は白~4位・・・・・・」

「いや~すごかったですね青2組。
 まさか担ぐとは~」

そうだ。

私聖ちゃんに担がれたんだ。

なんかいまさらだけど・・・

恥ずかしい!


< 21 / 75 >

この作品をシェア

pagetop