一番星

今私はｱﾊﾟｰﾄの前。

翔は1人でこのｱﾊﾟｰﾄに住んでるから私はﾁｬｲﾑを鳴らさずﾄﾞｱを思いっきり叩いて

『はやく出てこ―い!』

って騒いでやった。


すると中からﾊﾞﾀﾊﾞﾀと音が聞こえたかと思ったら勢い良くﾄﾞｱが開き『勘弁してくれ』って。

やだね。


「いいから早く!
　麗の家に行くよ。」

そう言うと翔はまた家の中に戻った。

何考えてんのよ。

もしかして逃げた!?


「おまたせっっ」

また翔が出てきた。

って服が違う。

麗が絡んだからか･･････


「満の車待たせてるの。
　早く行くよ。」

私と翔は階段を駆け下りて車に乗り込む。


「次は麗の家?」

そう尋ねる満に『頼む。』と返事をしたのは翔だった。