一番星
「おい!!
 お前ら席につけ~」

まだチャイムすら鳴ってないのに担任が入ってきた。


「転入生来るから早めに来た。」

あっ本当だったんだ・・・

満興味なさそ~


「入れ」

・・・・・・え!?

見たことある・・・・・・


「はじめまして。
 井垣聖弥で「聖ちゃん!?」」

イズは聖ちゃんの言葉を遮った。


嘘でしょ・・・

夢だ・・・


「どうしたの泉?」

満が目で『大人しくしとけ』って訴えてくる。

イズは『すみません・・・』って謝って席に座った。


「すまんな井垣。
 お前は一番後ろの席だ。
 さっき騒いだやつの後ろだな。
 知り合いか?」

「はい分かりました。
 人違いだと思います。」

人違い・・・?

やっぱそうだったか・・・


イズががっかりしていると横を通った井垣くんが

『変わってないね泉ちゃん』

って言った。

間違いじゃなかった・・・・・・


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