5人の執事様
「ハァ…朝から騒ぐな、宮野。それに…今日は土曜日だ、アホ!!(怒)」
「ふぇ〜(泣)ずびまぜん〜…。」
沙羅お嬢様も大変です。
宮野がバカなので。
「さっさと泣き止め、宮野。鬱陶しい。殺すぞ。」
「ヒィッ!!すみません!」
「それでいい。」
そして、沙羅お嬢様は眠い目を擦りながら、お屋敷に居てもつまらないので、仕方なく出掛ける準備をするのです。
「さぁっ!行くか宮野!!」
「あのぅ…お嬢様…実はですね…。」
「何?」
「今日は、新しい執事が来るとかで、家で待機していろと…旦那様が…。」
「チッ…あのクソ親父…。……わかった。待ってるだけなんでしょ?」
「はい。そう聞いていますので…。」
沙羅お嬢様は、執事を待つことにしました。
この後、あんなことになることなど知らずに…。