小さな恋の物語*.

いつもより風が
冷たかった。


わたしの心を
映しているように。


絶望の中、
ばかなわたしは
まだ信じていた。

もしかしたら、
家に帰ったら電話が
かかってくるかもしれない。

もしかしたら、
家に手紙が届いてるかもしれない。

そんな、ありえないことを
わたしは信じていた。




そして
奇跡は起こった。
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