小さな恋の物語*.

その包みを受け取ったとき
わたしは、あなたの手が
冷たいことに気づいた。

『もしかして、
 ずっと待ってたの?』


『うん』


『どうして??』

『好きだから』

『じゃあなんで
 そっけない態度
 取ったりしてたの??』

『あいつと両思いに
 なった方が、お前が
 幸せになれると思って』

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