桜庭革命日記
宣言
今からちょっと前、高校2年という中途半端な夏。

引退を迎える3年生は全力で青春を駆け抜けていた。

少なくとも俺にはそう見えていた。

「暑いなかよくやるよなぁ」

上から目線のぼやき・・・正直、みじめだ。でもかっこつけてた。

このころの俺、いや俺たちは今からできることなんてねぇ、

いわゆる2年生というなんの新鮮さもないものに飽きてた。

そんな言い訳ばっかしてたけど内ではわかってたのに、ぼやいてた。

羨ましかったんだと思う、みんなが何かしていることが。

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