桜龍学園

雪「…その話こそどーでもいいと思うのは俺だけかな?」

優「俺も思うな。…とりあえず舞姫の部屋に行くか。」


「は!?あたしいいって言ってな…っ」

優「…へぇ~?」


ニヤリと怪しく笑った優兄。


…怖い。怖いよっ!


「…いいです。あたしの部屋に是非来てください。はい。」



…優兄の怖さに負けた。


いやー。怖い怖い。



優「んじゃ、行こっか~」


「は~い……」



竜「んじゃ、行くぞー。舞姫、早く乗れっ」


「うん…」



そう言って竜兄のバイクの後ろに乗る。


健達もバイクでここに来てたみたいで、皆自分のバイクに乗っていた。


春「よしッ!それじゃあー行くぞーッ!」


春兄が大声でそう言うと皆一斉に走り出した。



…春兄…大声はやめよう。近所迷惑だ…。


…てゆーか…まじであたしの部屋にくるのか…ヤだな…



…お兄達また泊まっていきそうだし…。



「はぁ…」



思わずため息をもらす。


まぁ…雪夜なら大歓迎なんだけどなー…。

春兄と竜兄が…


…優兄は…まぁ…変な事をしなければ平気だから。うん。



てゆーか…何かイヤな予感すんだよねー…


「はぁ…」


もういーや…早く寮に着かないかな…

と諦めた舞姫だった。






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