桜龍学園

くそ親父ぃぃぃいいい!(再び


「てめぇ何寝てくれとんじゃァアア!!

こんな真面目な雰囲気で!?
(しかもあたし達がピンチなのに!)



何スヤスヤ寝てくれとんじゃァアアア

髪の毛むしりとって売るぞコラァアア」


胸倉を掴んでぐらんぐらんとかなり激しく揺さぶる。


竜「ちょ、ちょっと待て!確かに俺もムカついた!…が!やめとけ!

一応こんなんでも親父だし!

やめとこう!ただちに地面に落とせ!」


…なんでこんなに焦ってるか?

それはぁ…


くそ親父がキレるとめっちゃ怖いからかな…

うん。何よりも怖い。

普通に仁より怖いからね?



もう地球滅亡の危機だよ!


だ け ど


ムカつくもんはムカつくんだ!


と思い揺さぶり続行。



春「髪の毛むしりとって売るなァアア!

ってか親父を地面に落とすのもダメじゃね!?


普通にソファに寝かせとけ!

ムカつくならただちにっ起きないうちに永眠させろ!」


優「だめだろッ。永眠させるなッ。



っていうか舞姫。まじで髪の毛むしりとろうとしてね…?」


春「あぁぁぁああ!!やべぇって!まじ降ろせって!」


兄弟そろって暴走気味。


そんな中1人冷静な…





雪「みんな、落ちつこう。」





雪夜がいた。



春「何でそんなに落ちついてんだよ!

てかそんな低いテンションで言われても落ちつくわけね「うん。わかった落ちつく。」…っておい!」



落ちつくもんは落ちつくんだ。


手を緩めてくそ親父を離す。


ドサッと地面に落ちるくそ親父。




父「うぅーん……」



なぜ起きないのか不思議だ。



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