桜龍学園
なんて心の叫びは誰にも聞こえてるハズはなく、
?「話、きいてたぁ?」
と訝しげな目で見ながら、
?「誰と来てるのぉ?」
とさっきと同じ質問を言ってきた。
「あぁー…」
誰ねぇ…
「馬鹿が3匹(翔 春 健)と、
可愛いのが2人(歩 雪)と、
腹黒が2人(優 恵)と、
性格がコロコロ変わるドS(竜)と、
極度の人見知りが2人(龍 聖)と、
多分唯一まともな人(仁)と、
あたしかな?」
?「とってもわかりにくい説明ありがとぉ~」
?「全然誰だか予想つかねぇしっ」
?「俺は大体わかりましたけど…
スゴいですね、舞姫さん」
「いやぁー…それほどでも♪」
舞姫はうふふっと笑いながら
「ごたーいめーーん♪」
と言っていきなり部屋のドアを開けた。
?「ちょ!?」
?「え~もうちょっと話したかったなぁ~」
?「向こうは正体知ってますからね…もう舞姫さんにバレちゃいますね」
それぞれ全く異なる反応を見せる。
(ってか真面目にこいつら誰だ)
うーんうーん…とドアを開けっ放しで考えていると
雪「姉貴…何してんの…?」
と首を傾げながら聞かれた。
ハタッと部屋を見渡すと、皆あたしを見て、『何やってんだコイツ』的な目で見られた。