桜龍学園
実力
それからは特に大きな問題はなく、
五人と過ごしていく日々でした……
が。
あたしが仲間入りしてから1週間。
アイツらの屋上以外の溜まり場(空き教室)に行く方が多くなってきた頃。
溜まり場(空き教室)での
突然いわれた一言!!
翔「舞姫ってさ。ハッキングできんの?」
……
「え?」
いや。できますけど?
言うべき?言わないべき?
……言ってもいっか☆
今時ハッキングできる女子高生なんていっぱいいるよねぇーー(いません。
「い…一応できるよ…?」
あ。
まだ真面目っ子やってるからね?
翔「あ。マジで!?じゃあちょっとハッキングしてくんねェ!?」
「は?…まァ…いいけどォ…。何を?」
翔「おォー。サンキュー!いつも聖やってんだけど今日休んでっから!……まァ…俺もできるけどさァ…」
「は!?なら自分でやればいいんじゃ!?」
「えー?俺っち5人はみんな少しは出来るからァ(笑)でも聖以外の4人だと時間かかるし、あんま難しィとこ入れねェの!!
まァ舞姫がどれくらい出来るかお手並み拝見ということも兼ねて(笑)」
キーッ!!なんッかムカつく!!
「…で?何調べたい訳ッ?」
翔「ァ゛?」
ァ゛?じゃねェよ。
翔「あァ。調べてほしーのはァ、コレ。」
翔が紙を取り出し、あたしに渡してきた。