桜龍学園
「あは☆」
は?
「あは☆
じゃないィィィ!?
不良!?
男子校!?
何それ!?
きいてないーーー!!」
ワケありとか言ってたケド?
こんなオオゴトだったワケェェェ!?しかも不良とか危険じゃん!
普通の高校よりも族とかに詳しいだろうから、
バレる可能性大!?
いや。
あたしはバレてもイーんだけどさ!?
お父さんが、
もしバレて、
オオゴトになったら舞姫が危ないからダメェェェ!!!
とか言ってきてさ!?
ウザったかったから
わかったよ…
とか言っちゃってさ!?
したら、
約束守れたら、
何でも好きなコトしてあげる♪
とか言われて…
それなのに…なのに…
男子校だァァア!?
不良だァァア!?
あたしはアキラさんの胸ぐらをつかみ乱暴に…激しく揺さぶる。
ガクンガクンとされるがままのアキラさん。
…気持ち悪そうな顔してるからそろそろやめといてあげよう…
「ゲホッ…。いや、大丈夫って言ってたよ?麻妃(まき)が」
麻妃とはあたしのお母さん。
漢字は違うけど名前のよみが一緒なんだぁ♪
…って
「何考えとんじゃァ!あのクソババァァァアーー!!」
あたしが怒鳴った(叫んだ)。
「ま…舞姫ちゃん!落ち着いて!?
ね!?」
慌ててなだめてくるアキラさん。
「ほら。お兄ちゃん達もいるんだから!大丈夫だよ!ね!?」
あぁ…そういえばお兄ちゃん達いるんだっけ。
なら大丈夫かなぁ…?
落ち着いたあたしは「…スイマセン」と一言言って黙った。