コタツ猫
幼なじみの拓ちゃんは
毎日のようにあたしんちに
来ては、プレステしたり…
漫画の本、読んだり…部屋
を散らかして自分ちに帰っ
て行く。
だけど…
あたしに彼氏ができた途端
ぴったり来なくなった。
初めての彼氏…
好きとか、そういう感情は
はっきり言ってなかった。
恋愛自体、よく分かんない
生まれて17年間、恋なんて
した事がないと思ってた。
格好いいって思う事あって
も恋という感情までは
いかなかった。
初めて告られて、友達みん
な彼の事を格好いいって言
うし……
恋人同士っていう、乙女な
憧れもあったあたしは…
自分の気持ち良く分からな
いまま初カレを作った。