モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。
「莉子さ
もしかしてこの学校についてなんにも知らなかったり…する?」
「うん。する☆」
私は、ハキハキと答えた。
だってめんどいじゃん。
説明書?何ページもあるし。
「はぁ…まず、この学校の芸能科、S、A、B、Cってあるじゃん。」
「うん。」
「Cはあんまうれてない人、Bはまぁまぁ、Aはうれてる、Sは、かなりうれてる人。」
え…?
「私、やっぱ、場違い…」
フラフラしながら教室を出ようとした。
「こら、莉子っ、まだだよ。」
杏里にひっぱられて席に戻らされた。