モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。
「遅くなってごめんなさい。」
私はビクビクしながら学園長をみた。
「あら、大丈夫よ。全然遅くなんかないわ。そんなビクビクしないで。」
学園長はにっこり笑っていった。
優しいなぁー…
「ところで私は、どうすればいいんですか?」
「んんっ…そうねぇ…まずは座って。あ、紅茶でよかったかしら?」
「はぃ。ありがとうございますっ」
私はソファーに座りながらいった。
学園長は優雅に私の前のテーブルにティーカップをおいた。
それにしても、豪華な部屋だなぁ…
このソファーなんかかなりフワフワしてるし、カーテンにはフリルがついてる。棚のうえには、ガラスのバレリーナの置物が置いてあった。
部屋の中は全体的に白い印象で、とってもひろい。