モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。
「うそつけ。本当は嬉しいんだろ?僕に押さえつけられて。」
真北はクスッと笑った。
「全く嬉しくないっ!!離してっ。」
私は真北を睨んだ。
「ふっ。そんな目、しても無駄。逆効果だよ。どう?僕の彼女、ならない?ならなきゃ…」
真北は私にズイっと近寄った。
「キス…するよ。」
うっわ、キモチワル…
てか、こんな奴に、私のファーストキスやるもんか!!
「いっ…イヤ!!ならないっ、離してっ!!」
どんなに暴れでも、手はびくともしない。
「あ、そ。…残念。」
真北の顔がもっと近づいてきた。
私はぎゅっと目を瞑った。