モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。
「っ…!!てめえっ、なにしてんだっ!?」
バキッ
私はパッと目をあけた。
そこには、倒れている真北と、
息をきらした八木哲也がいた。
「八…木…なんで…?」
「ちっ。次はこんなんじゃすまないからな。」
真北はじろっと睨みながら八木哲也にいうと、階段をおりていった。
「大丈夫か…?」
八木哲也は心配そうな顔をして私の頬をさわった。
「え………」
「あ、ごめん…」
八木哲也はパッと手を離した。
不覚にも、ドキドキしてしまった。
なんで、なんで助けてくれたの?
姫のピンチを救う、"王子サマ"みたいに…