モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。
「昨日は…なんで哲くんを打ったのか…分かんなくて…その…みんな芳川さんに怒ってたけど…」
女子の1人が言った。
「哲くんが"僕が悪いから、絶対に芳川さんをせめないで"っていったから…事情も知らずに…怒ったりして、ごめんね…」
女子達は俯いた。
「えっううん…そんな…打った私が悪いの…勝手に出ていったりして…私のほうこそごめん。」
私が悪いのに…
みんなを巻き込んで…謝らせて、私、最低。
「ううん。よかったら、これからよろしくね。…莉子ちゃん。」
その女の子はにっこり笑って手を差し出してきた。
「うん、ありがとう…えっと…」
「早田未亜だよ。未亜でよろしく☆」
「うん。よろしく未亜!!」
私は嬉しくて涙が出そうになった。