モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。






変なの。

私は首を傾げてから、席に座った。


「またやらかしちゃったね、莉子。」




一度自分の席に戻っていた杏里が私の肩にぽんっと手を置いていった。


「あは…うん。」


私は苦笑しながら頷いた。



「ところで何があったの?私、よくわかんないんだけど…あっ、DAISUKEってもしかして…!!?」

DAISUKEって真北のこと…?芸名…?



「あ…うん。あの、中学のときの真北大輔だよ。」


私はため息をつきながらいった。


「莉子すごいね…有名人ばっかじゃん!!」


「うん…でもできるなら会いたくなかった…」



「だよねぇ…」


杏里もため息をつきながらいった。




なんであんな奴が売れてんのか、まじでわかんない。






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