幸せのカタチ~赤い宝物~
恋の始まり
VSサッカー部
「愛果~!
部活いくよぉ~!!」
「あっ!一緒行くー!!」
教室のドアの入口から友達の橘友來(タチバナ ユラ)が私を呼んでる。
友里は最近仲良くなった、マネージャー友達。
私はサッカー部
友來は野球部のマネージャーだ。
黒のセミロングのツヤツヤした髪の毛
制服のスカートから伸びた、白くて華奢な足。
超美人って訳じゃ無いけど、整ったキレーな顔してる。
喋ると、ギャル!?ってしゃべり方する。
高校生のお姉さんがいるからかな?
「ねぇ友來…仕事慣れた?」
「う~ん。大体?
つーか、日焼けヤバくね…(泣)」
「あ~分る!!!
塗っても結構焼けるよね?
もっと強いの買わなきゃダメかも…。」
「だよね~。」
2人でお互いの半袖焼具合を見せ合う。
私は結構吸収型で、スンナリ黒くなってしまうけど
友來は赤くなっていて痛そう…。
そんな腕をしょんぼり見ている友來に言う。
「明日土曜だし部活の後、一緒に日焼け止め買ってかえろうよ。」
「うん!」
嬉しそうに頷く友里は、女の子の私から見てもカワイイ。