幸せのカタチ～赤い宝物～

「みぃ～ちゃったぁ☆」



！！！！？



驚いて声のした方を見ると、友來がニヤけて立って居た。


「ウットリ…？」


「してないからっ！」


「えぇ～でも顔あか～いっ！」



冷やかし続ける友來。

否定し続ける私。



「って、友來どこから見てたのよっ。」


「どこから？
どこからあったの！？」



…墓穴掘った(泣)



でも見られて居たのが友來で良かった。


他の人に見られていたらと思うとゾッとする。


どんな噂を立てられるか。


あんな状況っ。


友來でもちょー恥ずかしいのに。


つーか私は抱き締められただけで、何もしてないしっ。



「教えて～♪
何があったか私に話てごらん？」


「イヤっ！
絶対に言わないっ！
てゆうか、もう記憶から消去したからっ。」



きゃいきゃい言いながら帰る私達を、見て居た人がいる事に


全然気が付かなかった。