幸せのカタチ~赤い宝物~


私のした事は本当に

サイテーだ…。


そう思っても何もしてあげられない私は

本当に自分勝手で



真っ黒



そんな心を隠して、周りのみんなと普通に毎日を過して行く。

前より大人しい私。

時々友來に



『どうしたの?』


そう聞かれて、曖昧に答える。
友來はそれ以上聞かなくなった。



それでも友來は変わらず、私の側に居てくれる。



私はそれが、凄く有り難いって思える様になった。


自分を惨めだって思うばっかりで、羨んで、今在る物をよく見ないで


無いものねだりして
欲張りだったのかもしれない。


そう気付けた事は
私の為になった。


同じ失敗をしない様に
これから過ごす事が


せめてもの罪滅ぼしになるかな?



謝りたいのに謝れないまま過ぎる時間は、私に色んな事を考えさせた。





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