幸せのカタチ~赤い宝物~


お陰で私の頭の中は真っ白…。



結局あの後どうやって家に帰って来たのかも、ちゃん断ったのかも分からないまま

自分の部屋のクッションの上に座って居る私…。



しかもゲーセンでとった、オシリ半分ぐらいしか乗らないヒヨコ顔の小さいクッション…。



何でわざわざこの上に…



自分で自分がありえなくて、オシリの下から引っこ抜いたヒヨコを見つめる。



しかもアホ顔だし…



ヒヨコの顔は困った様な変な形によれていた。



ドン引き…。



ガッカリし過ぎて、座ってるのもダルくてそのまま床に寝転がった。




視線の先には床に転がったケータイ。


ピカピカ青いLEDが光ってる。



手を伸して手にとったケータイを開く。



――― メール…誰ダッ


見た事無いアドレス。


開いて、見てまたガックリ…



【愛果っこれから宜しくなっ!
俺の事、彰って名前で呼べよ(^^)/
また明日なっ♪
あ!アドちゃんと登録しておけよ。ケータイもなっ(*´▽`*)】



おーぃ…

私まだ返事して無いんですけど?


上機嫌なメールにまたガックリ…。





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