幸せのカタチ~赤い宝物~
VS心のシミ
家に付いてイライラ全開でベッドに思いっ切りダイブ!
布団の弾んだ感触に包まれて気持ちい。
♪~♪♪♪
タイミング悪くなるケータイ…。
うつぶせのまま、スカートのポケットからケータイを取り出して開く。
彰からだ。
【部活終わった~。
俺今日頑張った~♪】
【オツカレ。】
私はカナリ素っ気なく返信する。
また直ぐにメールが入る。
【ん?ん?どうした?
具合でも悪いのか?】
……誰のせいよ?
悪いのは、具合ってゆうか虫の居所?
【ちょー最悪。】
これはないか?
そう思って書き直す…
【べつに。】
♪♪♪~
メール送ってすぐ
彰から着信
一瞬出るのを何となくためらった。
なんか、ケンカしちゃいそうで
でも、ケータイを持つ手の指は勝手に通話ボタンを押していた。