幸せのカタチ~赤い宝物~
塞がれたのと同時に彰の少し熱い吐息が、私の口に流れ込む。
息をする暇も無い位
深い深いキス。
彰の優しい唇の動きに合せて、不思議な位
ごく自然に私も答えてる。
"好き"
って言って、してるみたいな
そう伝わって来る様な彰のキス
"私も好きだよ"
そう思いながら彰の唇の温もりを受け入れてる自分に
今は恥ずかしさも怖さも無い。
彰で頭の中が一杯になってく…
彰の唇が私の唇から耳元、首筋と這う様にキスを落していく
その度に私の身体は小さく反応して、声を漏らさないでいるのがやっと。
不思議な感覚…
くすぐったいけど、愛しいっていうか
何とも言えない感覚が、彰から伝わってくる。
彰の手が私の胸に…
胸?????
ダメダメダメ~!!!!
胸はイヤー!!!!!
「しょおっ!
ダメっ!」
私は声をやっと出して、必死の講義。
一瞬、彰の手が止った。