幸せのカタチ~赤い宝物~
私はおかーさんがお父さんの事凄く好きで、私と同じ位大切にしてるのを知ってた。
おかーさんが大好きなお父さんの事、私も大好きだった。
家にいるお父さんは、笑顔だったし休みの時は一杯遊んでくれたし、おかーさんとも仲良しだったよ。
あの人の言ってる人とお父さんが同じ人だって思えなかった。
だけど、ホントだった。
あの日真っ暗な家に帰って来たお父さん。
驚いて私とおかーさんに駆け寄った。
その後直ぐに、私はお父さんにご飯を食べさせて、お風呂に入って寝させられた。
でもその後、ずっと家の中を飛び交うお父さんとおかーさんのケンカする声。
私はベッドに入って耳を塞いでた。
大好きな2人のケンカする声を聞きたくなくて。
布団に潜って耳を塞いでた。
夜中ずっと…